2012年 08月 09日
殺鼠剤を食べてしまった。 |
ブログがご縁で知り合った「5丁目の小梅さん」ご夫婦に会うため
アパルトマンの地下駐車場に停めてある車へ乗り込もうとした際
みかんが口をモゴモゴさせている。いつもの拾い食いと思い、口を開けて中を見るが
既に飲み込んだみかん。 ふっと地面を見ると今まで見たことのない青い物体が粉々になっていた。
もしかしたら、、、という不安で同じアパルトマンに住む管理人夫婦にその「青い物体」を
ビニールに入れて持っていくと「殺鼠剤」と言われた。「昔、撒いたもの」と
言う。 そんなはずはない。 いつも注意して地面を見ているがこの2.3日に撒かれたものだ。
これが証拠だ
他の車の下に置かれていた殺鼠剤
昔、置いたものなら、車に潰されているはず!
とりあえず みかんが口にしたであろう「ブツ」を処理袋に入れ、
メゾンアルフォーというパリの隣の街の
動物緊急病院へみかんを連れて行く。毒がみかんの身体に回らないようにと父は
みかんを抱えて、警備員に用件を伝える
警備員「バカンスで緊急病院もお休み」とつれない返事
警備員「緊急病院先のリストをあげるから、、」とリストを渡されるが父は
「そんなのは要らない。FREJIS(いつもご厄介になっている高めの動物病院)に行く」と
かなり怒りを込めて返事をしていた。 警備員さんの責任じゃないのに~~。
その間にみかんは何度も空吐きをする。
再度車に乗りFREJISへ。 スピード違反で捕まりそうな速さで、そして毒が一瞬にみかんの身体に
回りそうな勢いで アクセルとブレーキをかけまくり、私も酔いそうだった。
FREJISもバカンス中とあって「しーん」としている
早速 受付でみかんを預け 10分ほど待って 獣医さんから呼ばれる
獣医「モルヒネ注射をして吐かせ、その後点滴をし、血液検査 。モルヒネを与えるとビタミンKが減少してくる
ので ビタミンKの投与。 それには24時間必要」ということで
即入院
モルヒネ? ですか。私は獣医ではないので「ウンウン」と言われたことを聞くしか出来ないけど
そんなの必要なの?胃の洗浄は出来ないの?日本もそう? 聞いただけで眩暈がしそうな
診察内容。
ここの入院費は高く 今回も200ユーロ前払いとなりました。 くすん
保険が今回適用となるので70%は払い戻しが受けれそうだ。
獣医さん「最後にみかんに会ってきますか?」と不吉な事を言う。たぶん親切心でしょうが、、。
その一言でドキドキしてしまうが、処置が早かったので大丈夫だろう。
しかし、注射と点滴で前足の毛が剃られると思うと不憫です。
検査結果で入院が延びるかもしれないようですが、最短で運が良ければ明日の夜に
再会となります。 みかん がんばれ!!!
明日 父は駐車場に「 ここに殺鼠剤を撒くことを禁止する」と張り紙を貼るそうだ。
5丁目の小梅さんご夫婦 約束を守れなくてごめんなさい。
by sibafrance
| 2012-08-09 09:07
| みかんちゃん